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デザインサミット1
デザインサミット1(以下DS1)の主旨
「DS1」は、3月開催の「DS0(ゼロ)・横浜」の成功を受け、「DS1」として開催されました。産学官に民を加えた新連携により、デザインで“横浜らしさ”、“神奈川らしさ”を見出し、その中から新しい横浜、神奈川の賑わいや産業を創出することを目的としています。このことを通し世界に誇れる文化観光都市、文化観光県として、これまで培ってきた自然資産、文化資産、社会資産を再活性化するため、デザインについて考え、発信する場を目指しています。「DS」は内閣官房ホームページに取り上げられ,毎年春秋2回,開催する計画で始動しました。
KDF活動における位置づけ
「DS1」は、 (社)経営開発情報機構が主催し、KDFが共催します。「DS0」では、デザインに関わる大学(慶応義塾大、千葉大、筑波大、拓殖大、文化女子大、湘南工科大学等)が企画段階から参画した他、県や横浜市の行政、商工会議所のメンバーが多数参加、成功裏に終わりました。「DS1」は、KDF創設後10年間に蓄積したデザイン資産を、シンポジウム、パネル展示、会員の実績作品等に展開、産官学民の方々に提案し、マスコミ媒体を通じて広く広報する役割と機能を目指しています。「DS]への参加は、KDFの活動を広く広報する場の確保を意味します。そういう視点からも、今回の挑戦には大きな価値があるものと考えています。
[Design Summit 1/デザインサミット1]概要
●会期:2005年9月28日12時00分~30日15時00分
●会場:横浜市開港記念会館 横浜市中区本町1-6 *国重要文化財
●主催:(社)経営開発情報機構 デザインサミット企画運営委員会
●共催:(社)かながわデザイン機構、YokohamaQOL設立準備委員会
●後援:関東経済産業局、横浜市、川崎市、神奈川県、横浜商工会議所、横浜ファッション協会、川崎市産業振興財団、神奈川中小企業センター、神奈川地域活性化推進協会、神奈川新聞社、テレビ神奈川、 神奈川異業種グループ連絡会議、あずさ監査法人横浜事務所、メンター三田会ほか
●入場料:無料(一部のプログラムはお茶代)
デザインサミット 1・シンポジウム プログラム
【会場:横浜市開港記念会館 講堂】
●28日(水)
13時00分 開会挨拶「横浜ブランドとデザイン(仮)」
河津明男(経営開発情報機構・理事長)
13時30分 基調講演「デザインの新機軸」
和田精二(かながわデザイン機構・理事長)
14時00分 パネルディスカッション「デザインビジネスの展開(仮)」
小山昭男(ファッションビジネス学会・理事)
杉野格(イード・元代表、かながわデザイン機構・副理事長)
和田精二(湘南工科大学・教授、日本デザイン学会・理事)
15時30分 講演「エコマテリアルを使ったエコデザインの発信」
柏原雅彦(ゼロ・プロジェクト ディレクター・KDF会員)
16時30分 講演「連携プロジェクトから-COEプログラム経過報告-(仮)」
山中敏正(筑波大学・教授)
●29日(木)
13時00分 基調講演「感動、創発、デザイン-COEプログラム経過報告-(仮)」
松岡由幸(慶応義塾大学大学院・教授)
14時00分 講演「人とデザインのより良い関係を目指して(仮)」
加藤公敬(富士通デザインセンター・センター長)
15時00分 特別シンポジウム・神翔会ユニバーサルデザインプロジェクト
「開会宣言」
石井孝雄(朝日税理士法人・代表社員)
「デザインサミットと神翔会の位置づけ」
河内暢也(情報芸術研究所・代表)
「Yokohama QOLプロジェクト、現状と今後の展開」
四十万靖(エコスコーポレーション・代表)
16時00分 「予防医学の必要性と医療プロジェクトの展開(仮)」
東野元昭(T・P・Japan・代表)
16時20分 「プロジェクトの展開」
小口光義(あずさ監査法人横浜事務所・代表社員)
16時40分 「応援講演」中田 宏(横浜市・市長)
17時00分 「知的財産のあたらしい展開」
渡邉知子(日高国際特許事務所・弁理士)
17時30分 「同志間情報交換」
神翔会同志
「閉会挨拶」
小口光義(あずさ監査法人横浜事務所・代表社員)
●30日(金)
13時00分 横浜ブランド・コンペティション2005秋・授与式
「特別講演:連携プロジェクトとコンペティションの展望(仮)-1」
渡辺 誠(千葉大学・助教授)
13時40分 「特別講演:連携プロジェクトとコンペティションの展望(仮)-2
古屋 繁(拓殖大学・教授
14時20分 「授与式」
川島織物大賞(A部門)
テイクハンドレッド大賞(B部門)
アイ・オー・データ機器大賞(C部門)
エコスコーポレーション大賞(D部門)
文化出版局奨励賞(AB部門)
かながわデザイン機構賞(CD部門)
Design Summit 1金賞
Design Summit 1銀賞
Design Summit 1銅賞
参加大学=文化女子大学、慶応義塾大学、筑波大学、千葉大学、拓殖大学
15時00分 閉会挨拶
和田精二(かながわデザイン機構・理事長)
KDFワークショッププログラム【会場:開港記念会館2階6号室】
9月28日(水)18時00分~20時00分
「湘南デザイン散歩ーわがまちのランドマーク発掘」
中村實氏(元大東文化学園大学教授・KDF名誉会員)
企画:KDFブロックセンター
9月29日(木)15時30分~17時10分
第1部「アート&デザイン共創プロジェクト」
佐藤俊夫氏(匠デザイン事務所代表・KDF会員)
第2部 パネルディスカッション
●パネリスト
横浜市教育委員会 学校教育部小中学校教育課 指導主事 松原雅俊氏
横浜市日吉台中学校 美術科教諭 宮下幾子氏
KDF教育支援委員会委員長 佐藤俊夫氏
●司会 KDF教育支援委員会副委員長 大坪浩一氏
企画:KDF教育支援委員会
9月29日(木)17時20分~18時20分
対談「横浜の女性群像ー明治から現代へ」
篠崎孝子氏(株式会社有隣堂相談役)
中村實氏(元大東文化学園大学教授・KDF名誉会員)
企画:交流委員会・横浜開港150周年事業企画委員会
9月29日(木)18時30分~20時30分
KDFクリエイト・パートナーズ交流会(CP会員限定)
発表者:
株式会社ニッパ「わが社の仕事ーダンボールケース、化粧箱等の製造」
KDFデザイナー「ダンボール素材によるプレゼンテーション」
※CP会員以外の方は参加できません。予めご了承ください。
KDF展示プログラム
9月28日~30日 10時00分~20時00分(最終日30日は13時00分まで)
《KDF委員会展示》【会場:開港記念会館2階6号室】
■「アート&デザイン共創プロジェクト」活動紹介
KDF教育支援委員会
・共創活動の始まりは
・プロジェクトの目標は
・プロジェクトの活動は
・今年これからの予定は
・今後の展望と課題
《KDF委員会展示》【会場:開港記念会館2階7号室】
■「神奈川のまちデザイン資源調査」
KDFまち調査委員会
まち調査委員会は、これまで神奈川県内の多くの地域を歩き回ってきた。そこで私達は多くの魅力的なものを見つけた。この魅力的なものを探し出す時には、これまでに培ったデザイナーの眼を大切にすることにしている。私達が地域のデザイン資源と呼んだのは、今後まちづくりを推進していく時に是非活用したいものである。これらは一般的な観光資源ではない。私達が探し出そうとしたものは、暮らしの中で育まれてきた地域の遺伝子とも呼べるものであり、他の何処にもない地域固有のものである。そしてそれらは新しい商品を作り続けた、これまでのものづくりデザインナーが見落としていたものである。私達はこのような地域固有のデザイン資源を探し出し、さらに磨き上げて「美しい神奈川」を実現したいと願っている。今後はこれらのデザイン資源を育てるための地域への提案をまとめたいと考えている。
地域固有のデザイン資源はそれぞれの地域で沢山見つかったが、ここでは特に印象に残った10の地域を写真と共に紹介する。
《KDF会員展示》【会場:開港記念会館2階7号室】
■「道路案内標識のバリアフリー化研究及び神奈川モデル都市構想」
松平健氏(有限会社PJI代表取締役・KDF会員)
PJIでは、将来の道路交通のあり方を考えた上で、道路案内標識の将来像を提案するという活動を行ってきた。具体的には、高齢者、外国人、初心者など弱者運転者にも分かりやすいバリアフリーな道案内体系を確立しようとするものである。
2001年からは京都大学、首都大学東京、住友3M社などと共同研究を開始し、2004年からは(社)交通工学研究会研究として、国土交通省、警察庁も加わり二年間の実証研究を行っている。2006年度からは実地展開による実証を目指しており、神奈川県をモデル都市とした実地展開は、KDF事業企画委員会として取り組みを進めていくものとする。
《KDF会員展示》【会場:開港記念会館2階9号室】
■「エコマテリアルを使ったエコデザインの発信」
東京デザイナー学院 原宿エコデザインセンターオープン
柏原政彦氏(ゼロ・プロジェクト ディレクター・KDF会員)
「デザイナーだからできるエコロジー」を考えてもらう場として今年の夏、東京原宿にエコマテリアルとエコデザイナーの出会いのスペース「東京デザイナー学院 原宿エコデザインセンター」を開設しました。工業資源から天然資源まで様々な分野から普段、目にすることのない魅力的なエコマテリアルが一堂に集合。 また、メーカーで試作されたモックアップや既に市販されているエコプロダクツ も展示しています。今回、横浜デザインサミットの3日間、原宿から横浜に会場を移設展示します。来場の皆様にマテリアルを見て、触ってもらい、楽しいエコデザインを考えるヒントになっていただければと思います。
《KDF企業会員展示》【会場:開港記念会館2階9号室】
■「ユニバーサルデザイン」
富士通株式会社・三菱電機株式会社・湘南工科大学+湘南技術センター株式会社・他
◆「ユニバーサルカヌー」湘南工科大学・和田精二
県立辻堂海浜公園を対象に、産官学の連携で夏場以外使用されないプールエリアを障害者、高齢者、健常者の誰もが楽しめるユニバーサルな空間に変貌させる 「ユニバーサルカヌー」の研究を推進しています。
◆「バリアフリーマップ研究」湘南工科大学・土屋雅人
障害者や高齢者の積極的な、社会参加を促すために、街中の移動の障害となるバリア情報を収集・分析して、誰もが見やすく、目的に応じて使いやすいバリアフリーマップ を研究しています。当研究の発展系としての防災マップも同時展示します。
◆「音声ガイド車いす」湘南工科大学・石川加容子
電動車いすの操作方法の1つとして、音声の利用が考えられます。本研究では、「進め」「右」などの人間にとって使い易い言葉を用いて音声指令する時の、電動車いすの操作性について研究しています。
その他の展示プログラム
デザインサミットでは、「あらたなる産学連携によるデザイン知的財産の社会有効活用」ということを目的として、沢山のプログラムが組まれています。詳細は、下記をご覧ください。
●光の版画を創ろう・ペーパーエッチング
http://event.japandesign.ne.jp/news/4879050913/
●21世紀COEプログラム・デザインプロジェクト経過発表展
http://event.japandesign.ne.jp/news/4880050913/
●服飾デザイン研究成果・ファッション作品
http://event.japandesign.ne.jp/news/4882050913/