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KDFコラム

年始のごあいさつ

KDF理事長 和田精二

作家の井上ひさし氏は、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに」という含蓄ある言葉を色紙によく書くそうです。

この言葉をデザイナーに当てはめると、デザイナーはこうした姿勢や思考方法をいつの間にか身につけてしまっている、または身につけることを運命づけられている職業のように思えます。

製品コンセプトや企業価値創造に関るデザインを依頼されたときは、「むずかしいことをやさしく」解決する方法を目指すことからデザイナーの頭脳が回り始めます。そこに一貫して通底しているのは人間に対する「やさしさ」であり、そのやさしさを「ふかく」追求していけば環境問題や現代人の抱える諸問題にぶつかり、その解決策を模索するデザイナーとしての「まじめな」苦闘が始まるわけです。

ここで効果的なことは、問題の解決に向かってストイックな対処策を考えるよりも、たのしく「ゆかい」なモノやコトを取り入れる仕組みを取り入れることで、ユーザーをデザイナーの意思の赴く方向にインボルブし、結局は目標達成可能な製品や企業価値が創出できることになります。

こうしたことを可能にするためには文字通りデザイナーの「まじめな」意思の営みが必要なことは言うまでもありません。

今年も波乱に飛んだ時代になりそうですが、KDFは元気に活動してまいります。

2008.1.7