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プロジェクトの概要

公益社団法人かながわデザイン機構(KANAGAWA DESIGN FORUM)の公益事業の一つであるエコデザイン事業の中のプロジェクトとして2022年12月より始動しました。「まだ着られる着物はそのままのカタチで着ようよ」という着物を着る機会創出と、「着られなくなった着物をファストファッションのように簡単に捨てるのはやめようよ」という着物の裂によるアップサイクルデザインがプロジェクトの二本柱です。お出かけ会・講座・ワークショップ・作品制作などなど、今後の活動にどうぞご期待ください。

プロジェクトの起点

プロジェクトの起点となったのは3つの箪笥の着物との出会いからでした。

出会いその一 女性の人生を映し出す着物
友人のお母様の箪笥に残されたたくさんの着物。友人がその片付けに困っていたためお手伝いに行く機会がありました。箪笥の中の着物や帯、羽織の色柄からは和のお稽古事を嗜むお母様のこだわりの趣味性が伝わってきました。また、ほどいた裂は、子供用の鮮やかなものや若い頃の華やかなものなどがあり、古い裂の思い出を大切にしていたのだろうと想像できました。亡くなってしまった後でしたので確かなことはわからないのですが、箪笥から一人の女性の人生の一部を拝見したようでした。

出会いその二 抽斗(ひきだし)に埋蔵された着物
廃棄物処理・リサイクル事業を行っている武松商事株式会社さんが運営する「くるり工房」を見学する機会がありました。その工房では、不用品として集まったものを活用すべく、アップサイクルのワークショップ・製作やその素材となるリユース商品販売を行っています。その商品の中に着物の帯締めを見つけました。なぜここにまだ使える帯締めが? 疑問に思い質問しましたところ、箪笥の抽斗にしまい込まれたまま必要とされなくなる着物の存在を知りました。
※写真は「くるり工房」内部 右下が帯締め

出会いその三 家族への愛情としての着物
久々に母の故郷に帰り親戚の家を着物で挨拶回りしたところ、着なくなった着物をたくさんいただきました。ある叔母の着物は、若い頃にお花のお稽古用にと祖母に作ってもらった可愛らしいピンク系が中心でした。祖母の叔母に対する深い愛情が感じられました。またある伯母の箪笥には、娘のために作った着物、自分と娘の夏用と袷のそれぞれの喪服、夫と息子のためのアンサンブルと長襦袢もありました。伯母の家族に対する深い愛情が感じられました。息子である私の従兄に何度も着ないの?と聞きましたが、着ないとのことでした。

プロジェクトの柱

日本の着物には、伝統ある染織の技術や季節・風土・生活に根差した多くの服飾文化がぎっしりと詰まっています。しかしながら日本人の着物離れが進み家庭の中で箪笥に眠ったままの着物が死蔵品となっています。これらは、ゴミとして廃棄、親戚や知人に譲与、リメイクして再利用、売却など処分されています。中でもゴミとして廃棄される着物は資源の無駄であり、日本の服飾文化の大きな損失です。前述の三つの出会いがそうであったように、箪笥の着物の片づけに困っている人はたくさんいます。そこで、KDFでは、箪笥の抽斗にしまい込まれている着物に注目し、社会や生活に豊かさをもたらす存在に再生させるためのエコデザイン事業として本プロジェクトに取り組んでまいります。
サムネイル
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